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先天性風疹症候群において口唇裂とFGRはどちらが頻度が高いのか?

感染症 産婦 卒業試験

カナダ産婦人科学会のガイドライン(2008年版)p.154を見てみると、妊娠後期の感染でFGR(胎児発育不全)について明記が。

Therefore, the risk of congenital defects after maternal infection is essentially limited to the first 16 weeks of gestation. Little, if any, risk of CRS is associated with infection beyond 20 weeks, and FGR seems to be the only sequela of third trimester infection.7–17 Periconceptual maternal infection does not seem to increase the risk of CRS.

この引用の趣旨は、「いわゆる先天性風疹症候群(CRS)に特徴的な白内障や両側難聴、先天性心疾患は、妊娠16週までの感染で危険性が高いけど、20週以降の感染なら見られるのはFGRくらいかね」という雰囲気なので、印象としてはFGRは見られて当然と受け取れる。

一方の口唇裂については、口唇口蓋裂に関して辛うじて2件ヒットはあったものの、症例報告はつまりそれほど珍しいということを暗に語っているし(そして古い、1988年)、研究緒についたばかりといった印象(これも古い、1973年)。

これはFGRに軍配で良いでしょう。