インフルエンザ菌はカタラーゼ陰性菌なのか?
慢性肉芽腫症患者が感染しても問題にならないカタラーゼ陰性菌として、溶連菌と肺炎球菌が代表的だが、それ以外にインフルエンザ菌もカタラーゼ陰性なのでは、という情報をキャッチして調べたところ、イングランド公衆衛生サービスが素敵な表を公開されとりました(2015年版、p.22)。
インフルエンザ菌(学名Haemophilus influenza)はカタラーゼ陽性。しかし他にも同じHaemophilus属の菌が8種ほど存在していて、陽性もあれば、陰性もあり、variableなのもありと。このあたりがキャッチした噂の出処か?
つまるところHaemophilus属に対しては一概には言えないけど、少なくともインフルエンザ菌に対しては慢性肉芽腫症は脆弱である。